2013年12月21日
在カラチ日本国総領事館
在留邦人の皆様へ
総領事館からのお知らせ
(件名)シーア派宗教行事(チェへラム)に関する注意喚起
(内容)
1 カラチ市内では12月24日(火),シーア派宗教行事チェへラム(殉教者フセインの命日後40日を
悼む行事)が行われ,多数のシーア派教徒が別添の図に示した順路を行進します。
行進開始:12月24日午後1時(午前中のうちにカラチ市内各所から教徒が集合します。)
順路 :ニシュタル公園→MAジンナー通り→サダル地区(エンプレスマーケット前)→フセアニアン・イラニアン・モスク
2 例年,このような宗教行事を巡って,シーア派関係者とスンニ派関係者が衝突し多数の死傷者が出ています。
カラチ市内では,先月行われたシーア派宗教行事アシュラ以降,両派関係者が交互に殺害されるという事件が連続発生し,
市内の緊張が高まっています。このため,警察は,チェへラの行進ルートを中心にカラチ市内主要地区で大規模な警備を行うと発表しています。
3 また,報道によれば,爆弾テロを防止するため,24日は終日(最大午前6時から午後8時まで)携帯電話が使用できなくなるとのことです。
4 つきましては、以下の注意事項を参考にして,ご自身の安全に十分配慮した行動を心掛けて下さい。
(1)当地の各種報道等より最新の安全情報を入手するようにし、安全な行動を心掛ける。
(2)モスク等の宗教施設及び宗教行事が開催されている場所,集会やデモが行われている場所には近づかない。
(3)移動途中等に集会やデモに遭遇した場合には、速やかにその場から離れる。
(4)攻撃の標的となりやすい場所(宗教関連施設、軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等),政府機関、
米国系有名ホテルや欧米関連施設,多数の欧米系の外国人が出入りする店舗等)にはできる限り近づかない。また,
車両等で移動する際にも,同種の場所を避けるよう心がける。
(5)レストラン,マーケット及びバス停など人が集まる場所での用事は,短時間で効率的に行なうとともに,常に周囲の
状況に注意を払い,不審な状況を察知した場合には,速やかにその場から離れる。
在カラチ日本国総領事館
以上 |