2013年11月06日
在カラチ日本国総領事館
在留邦人の皆様へ
総領事館からのお知らせ
(件名) ムハッラム月及びアシュラに際しての注意喚起
(内容)
1 本日6日(水)よりムハッラム月(イスラム暦1月)となり,11月14日(木),15日
(金)(ムハッラム月9日,10日)には,イスラム教シーア派の殉教祭「アシュラ」が行われます。
2 例年,ムハッラム月の期間中,スンニ派とシーア派による宗教間抗争が活発化する傾向があり,
過去には,アシュラの際にカラチ市内で行われるシーア派教徒による大規模な行進において,
爆弾テロが発生し多数の死傷者が出ています。
3 なお,報道によれば,カラチ市内各所にて,4日にはシーア派関係者が5名殺害され,5日には
スンニ派関係者が7名殺害されるという事件が発生し,ムハッラム月に先立ち,不穏な動きも見受けられます。
4 つきましては,以下の注意事項を参考に,ご自身の安全に十分配慮した行動を心掛けて下さい。
特にアシュラの期間中は,モスク等の宗教施設及び宗教行事が開催されている場所には近寄らない
よう注意するとともに,興味本位で見物することは控えて下さい。
(1)当地の各種報道等より最新の安全情報を入手するようにし,安全な行動を心掛ける。
(2)集会やデモが行われている場所には,決して近づかない。
(3)移動途中等に集会やデモに遭遇した場合には,速やかにその場から離れる。
(4)攻撃の標的となりやすい場所(宗教関連施設,軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問
所等),国連関係機関,政府機関,米国系有名ホテルや欧米関連施設,多数の欧米系の外国人が
出入りする店舗等)にはできる限り近づかない。また,車両等で移動する際にも,同種の場所を
避けるよう心掛ける。
(5)レストラン,マーケット及びバス停など人が集まる場所での用事は,短時間で効率的に行なうとともに,
常に周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知した場合には,速やかにその場から離れる。
5 また,上記注意点以外にも,最近当館より発出した「米国の無人偵察機によるTTP代表殺害に伴う注意喚起」(11月2日)
等の当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので,そちらもあわせてご確認下さい。
○米国の無人偵察機によるTTP代表殺害に伴う注意喚起
http://www.kr.pk.emb-japan.go.jp/j/66oshirase.html
○当館ウェブサイト:
http://www.kr.pk.emb-japan.go.jp/j/
○外務省海外安全情報ウェブサイト(パキスタン):最新情報「米国無人機の攻撃によるTTP代表殺害等に伴う注意喚起」
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=011#header
在カラチ日本国総領事館
以上
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