2013年11月02日
在カラチ日本国総領事館
在留邦人の皆様へ
総領事館からのお知らせ
(件名) 米国の無人偵察機によるTTP代表殺害に伴う注意喚起
(内容)
1 1日,武装勢力「パキスタン・タリバン運動」(TTP)のハキムッラー・マスードTTP代表が,北ワジリスタン管区
ミランシャーの郊外で米国の無人偵察機の攻撃を受け,死亡したと報道されました。
2 この事件を受け,本日イスラマバード及びペシャワルでは警備体制が引き上げられ厳重な検問が
行われています。また報道によれば,パキスタン全国各地でイスラム教スンニ派宗教団体等が無人偵察機
による攻撃を非難する抗議デモ・集会等を行っているとのことです。
3 本年5月29日,ワリ・ウル・ラヘマンTTP幹部が米国の無人偵察機による攻撃で殺害された後,6月23日に
ギルギット・バルティスタン地域のナンガ・パルバット山麓において,TTP関係組織が外国人を標的とする
報復テロを起こしました。このことから,今回もTTPによる報復攻撃等が発生することは否定できません。
4 つきましては,テロ事件など不測の事態に巻き込まれることのないよう最新の情報に留意していただくとともに,
これまで同様,外出の際は目的地に直行するなど最小限の行動に心がけることはもちろんのこと,集会・
デモ等人が多く集まる場所には近づかないようにするなど慎重な行動に心掛けてください。 また,会社や団体など
組織に属する邦人の皆様は,今回の注意喚起につき組織内での情報共有をお願いいたします。
在カラチ日本国総領事館
以上
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