総領事挨拶

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本年1月から3月にかけての当館の主な活動は以下のとおりでした。
当館広報文化事業として、1月21日~25日に日本カレンダー展、2月1
1日にカラチ・ロータリークラブにおいて「日本パキスタン関係」と題する私
の講演会を実施しました。
2月14日には、当館広報文化センターにおいて、草の根・人間の安全 保障無償資金協力「シンド州タンド・ムハンマド・カーン県洪水被災27村水
供給及び公衆衛生施設改善計画」に係る贈与契約署名式が行われ、シンド・
コミュニティ基金代表との間で贈与契約に署名しました。このプロジェクトは、
2011年に洪水被害を受けたタンド・ムハンマド・カーン県(カラチの東約180
キロメートル)に給水ポンプ・設備や公共トイレを整備するもの(贈与額:約10万米ドル)です。
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2月26日にはカラチの東約180キロメートルにあるハイデラバードに出張し、ハイデラバード商工会議所において
「日本パキスタン関係」に関する講演会を実施し、併せて広報DVD「自動車部品工場と高速道路」と「三陸復興
国立公園」を上映して震災後の日本の復興をアピールしました。
3月4日から8日には「AMAN13」(AMANはウルドゥ語で「平和」の意味)と名付けられたパキスタン主催の
多国間海上共同訓練がカラチ沖の北アラビア海で行われました。この訓練は、テロ・海賊対策の訓練を多国間
で行うもので、2007年から隔年で実施されてきており、今回が4回目で、パキスタン、米国、中国、豪州、
日本など19カ国が参加しました。日本からは海上自衛隊のP3C哨戒機2機が参加しましたところ、私は、
3月6日にP3C と隊員を訪問し、8日には参加国の艦船・航空機を艦上から観閲する観艦式に参加しました。
3月11日には、東日本大震災2周年記念レセプションを当館広報文化センターにて開催しました。
シュジュラ・シンド州復興大臣はじめシンド州政府関係者、パキスタン日本文化協会関係者、パキスタン日本
ビジネス協会関係者、当地各国総領事、マスコミ関係者等約50名が出席しました。冒頭、両国国歌
演奏の後、1分間の黙祷を捧げた後、私の挨拶と東北の復興をアピールするDVD「自動車部品工場と高速道路」
と「六魂祭」の上映を行い、シンド州復興大臣とシンド州救済大臣代理が挨拶をした後、寿司等を提供する
レセプションを行いました。会場には、東北の復興を紹介するJETRO提供のパネルやクールジャパンのポスター、
当地生け花4団体が活けた生け花を展示して、「元気な日本」をアピールしました。後日、当地主要各紙で報道され、
多大な広報効 果がありました。同日、同時に後述の「ジャパン・ウィーク」の開始式も併せ実施しました。
3月12日から14日まで当館広報文化センターにおいて、「ジャパン・ウィーク」を開催しました。
12日には当地生け花4団体(生花インターナショナル、池坊、草月、小原各生け花研究会)による生け
花デモンストレーションが実施され、約50名の生け花愛好家とマスコミ関係者が出席しました。13
日には、日本アニメーション映画「時をかける少女」を上映しました。日本語学習者や「メタル青年」
(ポップカルチャー団体)の会員等約50名が出席して映画を観賞しました。14日には、折り紙ワークショップを実施し、
ハムダード中学校の生徒等約50名が参加して、折り紙の学習と日本紹介ビデオの観賞等を行いました。
この3日間の日本文化紹介イベントについては、当地テレビ局が放映し、当地主要各紙が報道する等多大の
広報効果がありました。
3月24日には、当館広報文化センターにおいて「日本語弁論大会」を開催 しました。「朗読の部」に8名、
「スピーチコンテストの部」に10名が参加し、日頃の日本語学習の成果を披露しました。
以上当館活動の近況をご報告いたします。
2013年3月吉日
在カラチ日本国総領事
大内 晃
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