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   2013年10月11日
   在カラチ日本国総領事館
   在留邦人の皆様へ
   総領事館からのお知らせ
                  

             今般,外務省より下記の「渡航情報(スポット情報)」が発出されましたのでお知らせします。
            ~渡航情報(スポット情報)~


  (件名) パキスタン:ラホール等における爆弾テロの発生に伴う注意喚起

   (内容)
    
    1 10月10日正午(現地時間)頃、パンジャブ州ラホール市内のオールド・アナルカリ地区

         の市場において爆発が発生し、少なくとも1人が死亡、11人が負傷しました。これまでのところ、

        本件の犯行主体は明らかになっていませんが、現地警察当局は、今後同様の事件が発生する

         可能性も考えられるとして、ラホール市内全域において高度な警戒措置をとっている模様です。

    2 ラホールでは、7月6日にも、今回の事件と同じ地区で爆発が発生し、少なくとも5人が死亡、40

       人以上が負傷したほか、その他の地区でも近年主に以下のようなテロが発生しています。

       (1)2011年1月、ダーター・ダルバール廟に近いウルドゥー・バザールにおける自爆テロ(16人死亡、約70人負傷)
       (2)同年3月、パキスタンの塔付近にある聖者廟における爆弾テロ(3人死亡、27人負傷)
       (3)2012年4月24日、ラホール駅付近における爆弾テロ(少なくとも3人死亡、30人以上が負傷)

    3 このほか、パキスタン国内では、最近各地で以下のようなテロが相次いで発生しております。

       (1)10月10日、南西部バロチスタン州の州都クエッタの警察署付近で爆弾テロが発生し、少なくとも6人死亡、30人負傷。
       (2)9月29日、北西部ハイバル・パフトゥンハー(KP)州の州都ペシャワル市内の市場で自動車爆弾が爆発し、
            少なくとも42人死亡、107人負傷。
       (3)9月27日、ペシャワル市内でバスを標的とした爆弾テロが発生し、少なくとも16人死亡。

    4 パキスタンをはじめとするイスラム諸国では、今月15日頃から、イスラム教徒の祝祭日である犠牲祭が始まり、

        宗教的な感情が高まる時期になります。この時期には、イスラム過激派、テロリスト等が活動を活発化させる傾向があります

       (10月9日付広域情報「中東・アフリカ:テロの脅威に伴う注意喚起」参照)。

    5 外務省は、バロチスタン州クエッタについて危険情報「渡航の延期をお勧めします。」を、

       KP州ペシャワル郡について危険情報「退避を勧告します。渡航は延期してください。」(真にや

       むを得ない事情で現地に残留せざるを得ない場合は、政府機関、所属団体等を通じて組織として

       の必要かつ十分な安全対策をとってください。)を発出しています。現在の治安情勢に鑑み、これらの

       地域への渡航は、目的の如何に問わず厳に差し控えて下さい。仮に真にやむを得ない理由で残留せざる

       を得ない場合には、政府機関、所属団体等を通じて組織として必要かつ十分な安全対策を講じてください。

    6 上記のクエッタやペシャワル以外であっても、ラホールをはじめとするパキスタンに渡航・滞在される邦人の皆様は、

        テロ事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう、これまでに発出されているパキスタン各地域や周辺国に関する

        危険情報、スポット情報等をよく確認した上で、以下の点につき十分な注意を払い、慎重な行動を心掛け、

        身の回りの安全対策・危機回避に留意してください。特に、米国在外公館をはじめとする米国権益へのテロを十分警戒して

        ください。また、会社や団体等組織に属する邦人の皆様は、本件につき組織内で情報共有を行ってください。

       (1)自身の日々の滞在先、訪問先、緊急連絡先等を所属会社、所属団体、家族等に伝達しておくとともに、

       万が一の事態に備え、携帯電話等の連絡手段を常時携帯してください。

       (2)テロの標的となりやすい場所(米国在外公館をはじめとする外国関連施設、外国系有名ホテルやファースト・

       フード店を含む欧米関連施設、宗教関連施設、政府機関・軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)

       にはできる限り近付かないでください。外国人の多く集まる場所や外国人が多く利用する商業施設等の利用は

       短時間とし、長時間の滞在は極力控えてください。

       (3)マーケット、駅、バス停等の人が集まる場所での用事は、短時間で効率的に行なうとともに、常に周囲の状況に

       注意を払い、不審な状況を察知したら、速やかにその場から離れてください。また、特に人が多く集まる夜間の

       時間帯は極力避けるよう心掛けてください。

       (4)宗教行事、政治行動等を問わず、デモや集会を見かけたら絶対に近付かず、その場から速やかに退避してください。

       (5)パキスタンで各種事業を行う場合には、安全面の情報収集・分析を常に怠らないことはもちろんのこと、

       その事業実施の必要性とリスクを比較の上、実施することになった場合には、事務所及び活動現場の警備   
    
        を強化する等十分な安全対策を講じてください。

       (6)鉄道、バス等、不特定多数の人が利用する公共交通機関の利用は極力避けてください。

       (7)車両等にて長距離を移動される場合、幹線道路であってもできるだけ明るい時間帯を選び、

       日没後の移動は極力避けることをお勧めします。その際も、トラック・デポ(多数のトラックが駐車・

       待機している区画)付近への立ち寄りは避けてください。また、郊外に赴く場合には、その地域の

       情報に十分注意を払い、必要な場合には、十分な警備体制をとってください。

       (8)テロリストは身近なところに潜んでいることを念頭に、目立つ行動や騒がしい行為は極力控えてください。

    7 万一、緊急事態に遭遇した場合には、以下の点を心掛けてください。
       (1)不審物を発見した場合、「触らない、踏まない、蹴飛ばさない」を遵守し、すぐにその場を離れ、警察等関係機関へ通報する。
       (2)不審物が小さくても決して軽視せず、避難措置を最優先に行う。
       (3)身近で爆発音を聞いたら、姿勢を低くして周囲の状況を確認後、安全な場所へ避難する。第一の爆発をおとりにして第二の
            爆発が起こる可能性もあるので、決して爆発現場へは近づかない。
       (4)広場や公園などの見通しのきく場所に避難し、雑踏には逃げ込まない。

    8 なお、テロ事件に関しては、以下も御参照ください(パンフレットは、
        http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.html に記載。)。

       (1)2012年6月26日付広域情報「テロ事件に関する注意喚起」

       (2)パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」

       (3)パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」

       (問い合わせ先)
       ○外務省領事サービスセンター
       住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
       電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902

       (外務省関連課室連絡先)
       ○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
       住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
       電話:(代表)03-3580-3311(内線)3100

       ○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
       住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
       電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140

       ○外務省 海外安全ホームページ:
       http://www.anzen.mofa.go.jp/
       http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)
       (現地在外公館館連絡先)

       ○在パキスタン日本国大使館
       電話: (92-51)907-2500

       ○在カラチ日本国総領事館
       電話: (92-21)3522-0800                            

   
      在カラチ日本国総領事館
      以上

 


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