2012年11月22日
在カラチ日本国総領事館
在留邦人の皆様へ
総領事館からのお知らせ
(件名) カラチ市におけるシーア派宗教行事アシュラに関する注意喚起
(内容)
1 21日午後7時頃,カラチ市内オランギ地区のシーア派宗教施設イマムバルガー付近において,爆弾テロ事件が2回連続して発生し,
2人が死亡,少なくとも12人が負傷しました。カラチ市では18日夜にも,グルシャン地区のシーア派宗教施設付近においてバ
イクに仕掛けられた爆弾が爆発する爆弾テロが発生しており,ムハッラム月に入ってから,シーア派宗教施設を標的とした爆弾テロが計3回発生しています。
2 当地政府及び治安当局は,今後,特にムハッラム月10日(11月25日)までの間,同様のテロ事件発生の可能性が非常に高いとして警戒を強めています。
また,明23日から25日までの間,カラチ市内ではシーア派による「アシュラの行進行事」等の宗教行事が予定されています(11月16日付
「総領事館からのお知らせ」参照)。以上のような治安情勢から,シンド州政府が,今週末の一定期間,カラチ市内におけるバイクの使用禁止と携帯電話
サービスの停止を命じることも予想されます。
3 つきましては,邦人の皆様におかれましては,市内に約100か所存在するといわれるシーア派宗教施設等を標的としたテロ事件など,不測の事態に巻き込
まれることのないよう,上記アシュラの行進行事等宗教行事が集中する11月23日から25日までの間,外出をできる限り避けていただくとともに,最新の
情報にも留意しつつ,慎重な行動に心掛け,個々人における安全対策・危機回避に十分注意してください。また,会社や団体など組織に属する邦人の皆様は,
本件につき組織内で情報共有を行ってください。
4 また,本件に関連し,外務省より下記の「渡航情報(スポット情報)」が発出されましたので併せてお知らせします。
記
2012.11.21
~渡航情報(スポット情報)~
(件名)
パキスタン:イスラム教シーア派宗教行事アーシューラーに関する注意喚起
(内容)
1 パキスタンでは、11月16日よりムハッラム月(イスラム月1月)に入りました。過去には、特にムハッラム月の最初の10日間で、シーア派宗教施設等(特にモスク)を
狙ったテロが発生しており、今年もすでに、18日にカラチ市内のシーア派宗教施設付近において爆弾テロが発生し、少なくとも2人の死者が発生しています。
また23日(金)から25日(日)にかけて、パキスタン国内各地でイスラム教シーア派による大規模な宗教行事(アーシューラー)が行われる予定であり、この機会を捉え、
テロ等が発生する可能性も否定できません。
2 パキスタン国内の主な都市では、イスラマバード、ラワルピンディー、ラホール及びカラチで、この宗教行事に伴う行進が予定されているほか、各地の主要な道路、
シーア派宗教施設等でも同様の行進が行われる予定です。
3 ついては、邦人の皆様におかれては、テロ事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう、特に上記の行事期間中は、宗教施設や宗教行事が開催されて
いる場所には絶対に近づかないでください。これまでに発出されているパキスタン各地域及び周辺国に関する危険情報、スポット情報等をよく確認した上で、
以下の点につき十分な注意を払い、慎重な行動を心掛け、身の回りの安全対策・危機回避に留意してください。また、会社や団体等組織に属する邦人の皆様は,
本件につき組織内で情報共有を行ってください。
(1) 自身の日々の滞在先、訪問先、緊急連絡先等を所属会社、所属団体、家族等に伝達しておくとともに、万が一の事態に備え、
携帯電話等の連絡手段を常時携帯してください。
(2) 宗教関連施設や宗教行事が開催されている場所以外にも、テロの標的となりやすい場所(外国関連施設、外国系有名ホテルやファスト・
フード店を含む欧米関連施設、政府機関・軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等))にはできる限り近付かないでください。
外国人の多く集まる場所や外国人が多く利用する商業施設等の利用は短時間とし、長時間の滞在は極力控えてください。
(3) マーケット、駅、バス停等の人が集まる場所での用事は、短時間で効率的に行なうとともに、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら、
速やかにその場から離れてください。また、特に人が多く集まる夜間の時間帯は極力避けるよう心掛けてください。
(4) 宗教行事、政治行動等を問わず、デモや集会を見かけたら絶対に近付かず、その場から速やかに退避してください。
(5) パキスタンで各種事業を行う場合には、安全面の情報収集・分析を常に怠らないことはもちろんのこと、その事業実施の必要性とリスクを比較の上、
実施することになった場合には、事務所及び活動現場の警備を強化する等十分な安全対策を講じてください。
(6) 鉄道、バス等、不特定多数の人が利用する公共交通機関の利用は極力避けてください。
(7) 車両等にて長距離を移動される場合、幹線道路であってもできるだけ明るい時間帯を選び、日没後の移動は極力避けることをお勧めします。
その際も、トラック・デポ(多数のトラックが駐車・待機している区画)付近への立ち寄りは避けてください。また、郊外に赴く場合には、
その地域の情報に十分注意を払い、必要な場合には、十分な警備体制をとってください。
(8) テロリストは身近なところに潜んでいることを念頭に、目立つ行動や騒がしい行為は極力控えてください。
4 万一、緊急事態に遭遇した場合には、以下の点を心掛けてください。
(1) 不審物を発見した場合、「触らない、踏まない、蹴飛ばさない」を遵守し、すぐにその場を離れ、警察等関係機関へ通報する。
(2) 不審物が小さくても決して軽視せず、避難措置を最優先に行う。
(3) 身近で爆発音を聞いたら、姿勢を低くして周囲の状況を確認後、安全な場所へ避難する。第一の爆発をおとりにして第二の爆発が起こる可能性もある
ので、決して爆発現場へは近づかない。
(4) 広場や公園などの見通しのきく場所に避難し、雑踏には逃げ込まない。
5 なお、テロ事件に関しては、以下も御参照ください(パンフレットは、http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.htmlに記載。)。
(1)2012年6月26日付け広域情報「テロ事件に関する注意喚起」
(2)パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」
(3)パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」
(問い合わせ先)
○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)3100
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
○外務省 海外安全ホームページ:
http://www.anzen.mofa.go.jp/
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)
(現地在外公館館連絡先)
○在パキスタン日本国大使館
電話: (92-51)907-2500
○在カラチ日本国総領事館
電話: (92-21)3522-0800
以上
在カラチ日本国総領事館
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