在留邦人の皆様へ
平成28年7月25日
在カラチ日本国総領事館
~総領事館からのお知らせ~
(夏期休暇期間中の注意事項について)
夏期休暇期間中に日本に帰国される方や当地を離れ海外に渡航され,自宅を長期間留守にされる方も多いかと思われます。また,同期間中当地で生活される方におかれましても,
居住地域内外で外出の機会が増えることになろうかと存じます。
つきましては,在留邦人の皆様におかれましては,以下の注意点に十分留意の上,危険回避に努めていただけますようお願いいたします。
1.テロ等に関する注意事項
これまでのお知らせにおいても、テロの脅威に関する注意喚起をおこなっておりますが,最近1ヶ月の間だけでも,バングラデシュのダッカで邦人が犠牲となるテロが発生したほか,
フランスでも多数の死傷者が出る事件が発生しています。
当国でも,外国人を対象としたテロ等の発生の可能性は引き続き存在し,日本人・日本権益が標的となる可能性も否定できません。
(1)当地の報道等より最新の治安情報を入手するように努める。
(2)テロの標的となりやすい場所(宗教関連施設,政府機関,軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等),公共交通施設,観光施設),報道機関には出来るだけ近づかないよう
にし,その他の場所(外国資本等のホテルやファースト・フード店,国連関係機関,外国人がよく利用するレストランやマーケット等)及び人が多く集まる場所での用事についても,
可能な限り短時間で効率的に行なうように心掛け,常に周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知した場合には,速やかにその場から離れるようにする。特に人が多く集まる
場所では,世界的にイスラム過激派組織によるテロやこれらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,テロを含む様々な事件の被害に
遭うおそれがあります。
(3)宗教行事や集会が行われている場所には、決して近づかない。
(4)移動途中等に集会等に遭遇した場合には、速やかにその場から離れる。
2.一般犯罪に対する注意
夏期休暇期間中の留守宅を狙った「空き巣」の発生が考えられますので,確実な自宅の戸締まり,現金や貴重品,車の保管管理を行って下さい。
(空き巣等の対策)
(1)留守時はもちろんのこと,在宅時であっても必ず施錠する。
(2)車両についても,安全な場所に保管し,必ず施錠する。車内に貴重品を放置しない。
(3)来訪者が門・ドアを開ける前に必ず相手の身分事項や用件を確認する。警備員がいる場合には,独自の判断で門扉を開けないよう指導する。
(4)使用人を雇用している場合,いかなる理由があっても第三者を勝手に敷地内(使用人部屋を含む)に立ち入らせないよう指導する。
(5)貴重品は,一見しただけでは分かりづらい,施錠できる場所に保管する。
(6)在宅中に不幸にして強盗に遭った場合には,被害を大きくしないためにも決して抵抗しない。
(一般犯罪対策)
(1)夜の遅い時間帯や早朝の外出は極力避ける。
(2)外出する場合は,貴重品はできる限り持ち歩かない。また近い距離であっても車を利用し買い物などの用事は短時間ですませることを心掛ける。
(3)人の多く集まる場所を訪れる場合には,貴重品はズボンのポケットなど盗まれやすいところには保管せず,携行品は出来るだけ手や体から離さないようにする。
(4)駐車する場合は,警備員のいる駐車場を極力利用するようにし,車の乗降時は周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知したら速やかにその場から離れる。乗車中は必
ずドアロックをして,すべての窓を閉める。
3.なお、上記注意点以外にも,当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので,そちらもあわせてご確認下さい。
○当館ウェブサイト:
http://www.kr.pk.emb-japan.go.jp/j/
○外務省海外安全情報ウェブサイト(パキスタン):
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=011#header |
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Consulate-General of Japan in Karachi
6/2 Civil Lines, Abdullah Haroon Road, Karachi, 75530, Pakistan
(G. P. O. Box No. 3745)
TEL:(92-21) 3522-0800
FAX:(92-21) 3522-0820 |